カバーズ/RCサクセション

先月、
9月6日に日比谷野音で行われる清志郎のチケット取りに、先行予約&一般発売と相次ぐ連敗で見事に玉砕し、ブログの更新も出来ないほどに落ち込んでいた。

・・・なんて、一ヶ月以上も更新サボっていた言い訳に清志郎を使うのはチョイと失礼か(^^;


ま、兎にも角にもこの夏の野音の清志郎は、諦めざるを得ない状況で、
そんな寂しさを紛らわすために、最近紙ジャケで発売されたRCサクセションのCDを何枚か立て続けに買っている。

その中の一枚。
以前からこのアルバムの曲を断片的に聞いていて、欲しい欲しいと思いつつもなんとなく買いそびれていたヤツ。

カバーズ
カバーズ  RCサクセション



アルバムとして始めて全曲を通して聴いたが、このアルバムはやっぱイイ!
名盤中の名盤!!


このアルバムは、タイトルが示すとおり、スタンダードな洋楽の名曲のカバーアルバム。
洋楽好きでなくても聞き覚えのあるような名曲に、忌野清志郎が日本語の詞をつけて歌っている。
この歌詞が兎に角素晴らしい♪
さすが発売中止になっただけの事はある(笑)

「反戦」「反原発」とか言った日本語で歌詞にするのが難しそうなメッセージを、真正面からの直球勝負と言っていいほどにストレートに歌っている。
そのストレートすぎるほどの歌詞が聞き覚えのあるメロディーラインに上手く絡み、小気味イイほどにリズムに乗り、ストレートに心に響いてくる。


その素晴らしい歌詞の一部を少しだけ紹介。

明日なき世界

東の空が燃えているぜ
大砲の弾が破裂してるぜ
おまえは殺しの出来る年齢
でも選挙権はもたされちゃいねえ
鉄砲かついで得意になって
これじゃ世界中が死人の山さ

でもよォー 何度でも何度でも
おいらに言ってくれよ
世界が破滅するなんて嘘だろう
嘘だろ

奴らは俺がおかしいと言う
でも本当のことはまげられやしねえ
政治家はいつもゴマカシばかり
法律で真実は隠せやしねえ
そりゃ デモをするだけで平和がくるなんて
甘い夢などみちゃいねえさ

でもよォー 何度でも何度でも
おいらに言ってくれよ
世界が破滅するなんて嘘だろう
嘘だろ



風に吹かれて

どれだけ遠くまで歩けば 大人になれるの?
どれだけ金を払えば 満足できるの?
どれだけミサイルが飛んだら 戦争が終わるの?

その答えは風の中さ
風が知っているだけさ

どれだけ強くなれたら 安心できるの?
どれだけ嘘をついたら 信用できるの?
いつまで傷つけ合ったら 仲良くできるの?

その答えは風の中さ
風が知っているだけさ

・・・・・したがって・・・・・
どれだけ風が吹いたら 解決できるの?
どれだけ人が死んだら 悲しくなくなるの?
どれだけ子供が飢えたら 何かが出来るの?

その答えは風の中さ
風が知っているだけさ



バラバラ

世界中バラバラ 人々はバラバラ
考えがバラバラ やることもバラバラ
法律もバラバラ WOO! バラバラ

幸福もバラバラ 価値観もバラバラ
危機感もバラバラ はじめからバラバラ
最後までバラバラ WOO! バラバラ



ラブ・ミー・テンダー

何 言ってんだ~ ふざけんじゃねぇ~
核などいらねえ
何 言ってんだ~ よせよ
だませやしねぇ
何 言ってんだ~ やめときな
いくら理屈をこねても
ほんの少し考えりゃ 俺にもわかる

放射能はいらねえ 牛乳をのみてえ
何 やってんだ~ 税金(カネ)かえせ
目を覚ましな
たくみな言葉で 一般庶民を
だまそうとしても
ほんの少しバレてる その黒い腹



サマータイム・ブルース

暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へ繰り出していく
人気のない所で泳いでいたら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ 何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

あくせく稼いで税金とられ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえうちに 漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース




因みに、清志郎の記事でいつもコメント頂いている波野井露楠さんのブログ記事でも、このアルバムが紹介されていて、アルバム最後のイマジンの詩はその記事で紹介されています。
教育関連の研究論文のあとがきに清志郎とジョンレノンを登場させた感動的な名文とともに(^-^)


「ラブ・ミー・テンダー」や「サマータイム・ブルース」で反原発をここまでストレートに歌っていたら、東芝EMIが親会社に遠慮して発売中止せざるを得なかったのも良く分かる。
でも、こんな名盤を自らの手でリリースすると言う快挙を逃すとは、東芝EMIさん、惜しいことをしたもんだねぇ(-。-)y-゜゜゜

このアルバムが発売中止となった年の夏の日比谷野音。1988年8月13日。
東芝EMIへの怒りのメッセージを載せてボブ・ディランの名曲をカバーしている。

この曲、2005年3月5日放送の「僕らの音楽」で、清志郎とCHABOが二人きりで再演している。
(この映像、結構感動的♪ )


アイシャルビーリリースト

頭の悪い奴らが 圧力をかけてくる
呆れてものも言えない
またしてもものが言えない

権力を振り回す奴らが またわがままを言う
俺を黙らせようとしたが
かえって宣伝になってしまったとさ

日はまた昇るだろう このさびれた国にも
いつの日にか いつの日にか
自由に歌えるさ

はめられて消されたくはない
好きな歌をうたって
いろんな所にいって
見てきたものを歌うだけさ

日はまた昇るだろう このさびれた国にも
(でたらめな国にも)
いつの日にか いつの日にか
自由を歌えるさ



日比谷野音と言えば・・・

僕が清志郎の単独ライブをはじめて見た、2003年の夏の野音。
あの時、このアルバムに入っている「サマータイム・ブルース」をやってくれた。
それから、「花はどこへ行った」とか「憧れの北朝鮮」とかの強烈なメッセージソングもやった。
霞ヶ関の直ぐそばの日比谷野音でここまでストレートなメッセージの歌を堂々と歌っている清志郎が、すごく輝いて見えた。

なんて事を思い出すと、やっぱ今年のチケット取りにしくじったのが悔やまれる~
是が非でも夏の野音で復活した清志郎の姿を見たかったのに(T-T)
と言っても、始めから転売で利ザヤ稼ぐことが目的の、醜い豚野郎共を肥えさせるのも癪だし・・・

今年の夏の野音の清志郎は半分諦めだけど、来年こそは絶対に・・・
そのために、今のうちにファンクラブに入会しておこうかと思っていたり・・・




このアルバムがリリースされたのは、1988年。今から20年前。
20年経っても、このアルバムのメッセージは全然色あせていない。
と言うよりは、20年前よりも今の方が、もっと切実にこのアルバムのメッセージに耳を傾けることを必要としている気がする。


日々のニュースを見る度に感じるのは、
いつまで傷つけ合ったら
どれだけ人が死んだら
どれだけ子供が飢えたら」って思いで、

20年経った今でも相変わらず、
世界中バラバラ
価値観もバラバラ
危機感もバラバラ」で・・・

最後までバラバラ」って事にならないことを、
切に切に願うばかり・・・


おいらに言ってくれよ
世界が破滅するなんて嘘だろう

嘘だろう




カバーズ
USMジャパン
2005-11-23
RCサクセション

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この記事へのコメント

2008年07月21日 09:45
HIROさん!
文中、拙ブログをご紹介いただき恐縮です。
「カバーズ」は、やっぱり歌詞がいいと言うか凄いですよね!!
清志郎の暴れっぷりに当時は感動しまくった覚えがあります。
そして、「明日なき世界」の「でもよォー 何度でも何度でも おいらに言ってくれよ 世界が破滅するなんて嘘だろう 嘘だろ」に共感し、それを聴きながら何度も涙したものでした。
2008年07月21日 21:04
本当に歌詞が凄いですよね!
「でもよォー 何度でも何度でも・・・」って所、僕も好きです。
聴きながら思わず一緒に口ずさんでしまいます。

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